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2021年7月17日

8592AのTG化 -パッシブミキサの実験-

パッシブミキサ(DBM)の実験を行いました。
DBMの各入出力信号は以下の通りです。
・ローカル信号 : 3.62GHz近辺
・RF信号    : 3.6~6.5GHz(8592Aの1st Local信号
・IF信号    : 0~2.9GHz(TG出力信号)

ミニサーキットのMCA1-60+を使用します。
MSA-60+_Data.jpg
IFポートの周波数範囲が、DC-2000MHzとなっているのが若干気になります。

生PCBにパターンをカットして基板を作りました。
MSA1-60+_1.jpg MSA1-60+_2.jpg
RF信号に8592Aの1st Local出力を接続し、LoポートにはADF4350から3620MHz、+6dBmの信号を入力しました。
8592Aの1st Local出力信号周波数を変化させて、IFポートの振幅を測定しました。
MSA-60+_Gain.jpg
IFポート出力が、RFポート周波数が高くなるにつれて低下していきます。
これはIFポートの周波数が高くなるにつれて、変換損失が増大するためと思われます。
MSA-60+_IF.jpg

2021年7月14日

8592AのTG化 -実験用構成の決定-

8592AのAバンド(0-2.9GHz)用のトラッキングジェネレータの構成を考えました。
バラックで組んで確認する、実験用構成です。

TGテスト構成.jpg
ローカルオシレータ
アナログデバイゼスのPLLシンセサイザIC:ADF4350の評価ボード(EVAL-ADF4350)が手元にありましたので、これで3.62GHzを生成します。 PCとUSB接続で、周波数、出力等様々な設定が可能です。

ローカルアンプ
パッシブミキサ(DBM)を駆動できるように、ローカル信号を増幅します。
使用デバイスは、ミニサーキットのYSF-382+です。
 周波数範囲 : 3.3~3.8GHz
 Gain    : 14.5dB(typ) at 3.6GHz
 P1dB    : 20dBm(typ) at 3.6GHz

ミキサ
ミニサーキットのダブルバランスドミキサ、MCA1-60+です。
 Lo/RF   : 1600~6000MHz (8000MHzまで使用可)
 IF     : DC~2000MHz
 変換損失  : 6dB前後
 Lo入力   : 7dBm
IF帯域が2GHzまでとなっているので、2GHz以上の帯域で変換損失が大きくなることが予想される。

IFアンプ
ミニサーキットのGALI-S66+を使用。
 周波数範囲 : DC~3GHz
 利得    : 16.4dB(typ) at 3GHz
 P1dB    : 3.3dBm(typ) at 2GHz

Equalizer
DBMのIF帯域が2.9GHzまで伸びていないので、振幅補正(等化)が必要となった場合に挿入する。
スペアナでの補正も可能なので、不要かもしれない。

実験用構成を決定後、ミニサーキットにデバイスを発注しました。